元図書館司書主婦の読書日記

趣味の読書のブログです。

行動最適化大全 〜タイパ獲得〜

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仕事の悩み、健康の悩み、人間関係の悩み。

人は生きているだけでたくさんの悩みを抱えます。

どうしたら最短で改善することが出来るのでしょう。

そこでこちらの「行動最適化大全」を読んでみました。

1日に誰もがする行動で、どうすればより最適な行動になるかを解説した内容です。

まず前半ではイラストを使って朝起きてから寝るまでの行動を最適化するための方法を、楽しく簡単に理解できるように工夫されています。

 

その中でも著者が一番推しているのは、”朝散歩”です。

起床から1時間以内に最低5分、できれば15分〜30分、早足でリズム良く散歩をすること。

朝散歩から得られるメリットは、セロトニンの活性化、体内時計のリセット、ビタミンDの活性化、だそうです。

少し早歩きをすることで、生活習慣病のリスクを減らし、死亡リスクを約半分に軽減させ、平均寿命が4年半も伸びるほど健康効果があるとのこと。

朝散歩だけで身体もメンタルも最適化するということです。

 

他にも仕事の最適化にプレゼンの最適化や会議の最適化があったので、ちょうど今度の会議でプレゼンがある夫にこの本を勧めました。

 

私はスマホの最適化が一番刺さりました。

1日2時以上使うと、うつ病のリスクを高め、5時間以上使用すると自殺のリスクを高める。

スマホの長時間の使用はいいことが何もありません。

こんなを読んだらスマホを使うのやめるレベルで怖くなりました。
どうしても必要な時以外は見ないように心がけるようになりました。
 
そんな怖いことばかり書いてあるわけではなく、むしろハッピーになることが多く書かれているので安心してお読み下さい。
より良い生活をしたい方は是非読んでみて下さいね。
 
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不老長寿メソッド 〜健康寿命を伸ばそう〜

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人生100年時代ですが、健康寿命は70代ほどでしょうか。

せっかく100年生きても残り30年を寝たきりで過ごすなんてもったいない!

そこでこちらの「不老長寿メソッド」を読んでみました。

運動や睡眠や栄養が大事というのは誰もが理解していることかと思いますが、それ以外にも長生きに必要なものがたくさんあるそうです。

 

まず苦痛と回復。

運動などで体に負荷をかけてしっかり休む。

体だけでなく心にも同じことが必要で、適度なストレスを与えるのが良いそうです。

ただストレスと与えると言っても、上司から受ける理不尽なパワハラなどのストレスではなく、何らかの目標に向かって努力している時に味わう精神的な緊張感が必要とのこと。

高齢者でも何か目標を持って取り組んでいることがある人は大脳皮質や前帯状皮質、島皮質も発達していることがわかったそうです。

上達するために苦労を超えることが脳への刺激になるということでしょう。

人前でスピーチをしたり知らない人と話したり、その程度の軽いストレスでもOKだそう。

ここで”ニューロビクス”を取り上げているのですが、ニューロビクスとは脳に軽い負荷をかけてホルミシス効果の発動を促すことです。

具体的には、聞き手でない方の手を使ってみたり、目を閉じて家事をしたり、テクノロジーに頼らず生活してみたりと、少しの不便さを味わってわざとストレスをかける方法です。

気になる方は本編を読んでみて下さい。

 

他にも美肌にも触れていて、女性には嬉しい情報ですね。

肌の悩み別にどんなケアをすれば良いか、日焼け止めの選び方などが書かれています。

肌が綺麗だと若く見えますよね。

こちらも細かい説明は本編をお読み下さい。

 

他にも幸福感を高めることや、SNS断ちをすること、若作りをするなどの面白いメソッドも載っています。

私が一番刺さったのは、「1日12時間以上座りっぱなしの人は死亡率が292%高くなる」という部分でした。

座り仕事なのでこれはかなりの衝撃です。

急に激しい運動をしようとは思わないまでも、せめて座りっぱなしをやめようと思いました。

ちなみに運動を始めようと思われた方は、良いやり方が載っていますので参考にしてみて下さい。

 

ここで紹介しているメソッドを全て実行するのはなかなか大変かと思いますが、出来そうなものを部分部分に取り入れていけばかなり体が変わるかと思います。

死を迎えるその瞬間まで、元気なままで過ごしましょう!

是非こちらを読んでみて下さい。

 

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ボタニカ 〜植物学の父〜

 

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ただひたすら植物を愛し、その採集と研究、分類に無我夢中。
莫大な借金、学界との軋轢も、なんのその。
すべては「なんとかなるろう! 」
――日本植物学の父、牧野富太郎。愛すべき天才の情熱と波乱の生涯!

「おまんの、まことの名ぁを知りたい」
明治初期の土佐・佐川の山中に、草花に話しかける少年がいた。名は牧野富太郎
小学校中退ながらも独学で植物研究に没頭した富太郎は、「日本人の手で、日本の植物相(フロラ)を明らかにする」ことを志し、上京。
東京大学理学部植物学教室に出入りを許されて、新種の発見、研究雑誌の刊行など目覚ましい成果を上げるも、突如として大学を出入り禁止に。
私財を惜しみなく注ぎ込んで研究を継続するが、気がつけば莫大な借金に身動きが取れなくなっていた……。
貧苦にめげず、恋女房を支えに、不屈の魂で知の種(ボタニカ)を究め続けた稀代の植物学者を描く、感動の長編小説。

 

以下、あらすじと感想。

朝ドラ「らんまん」でお馴染みの、牧野富太郎さんのお話です。

高知に生まれ、血のつながらない祖母に育てられます。

血は繋がっていなくとも祖母は大変に富太郎を甘やかして育てていました。

野山を駆け回り植物と遊びながらの生活。

小学校も二年で辞めてしまい、家業の酒蔵も継がずに相変わらず植物の研究に勤しみます。
やがて教員が不足していたので小学校の先生に抜擢される富太郎。
人に教えるのが好きだということに気付きます。
博覧会で東京を訪れた富太郎は、憧れの植物学者である小野職愨を訪れます。
そこで伊藤圭介を紹介され、自宅を訪ねます。
日本人の手で、日本のフロラを明らかにする。
伊藤圭介にそう言われた富太郎は、その言葉に大いに感銘を受けます。
郷へ帰ると、祖母から許嫁の猶と祝言をあげるよう告げられます。
植物にしか興味がない男、富太郎は、妻を放置し家業に身も入らず植物に夢中です。
再度上京した富太郎は東京大学の教授である矢田部良吉に出会います。
矢田部に気に入られ東京大学の資料や器材を使い研究が出来るようになった富太郎は、仲間たちと植物雑誌を刊行します。
しかし絵師に頼むと正確さに欠けるということや、手で描いて作ると大変だという理由で、実家に掛け合い印刷機を自ら土佐に購入します。
再度状況し印刷所で技術を学びます。
印刷所の仲間と連れ立って入った芸妓屋で、幼い少女と出会います。
楓の話で仲良くなったスエ。
後に富太郎の運命を変える少女でした。
やがて祖母が亡くなっても猶に家業を任せたまま、東京での暮らしが続きます。
砂糖菓子の店に入ると、いつか芸妓屋で出会った少女と再会します。
妻がありながらスエに惚れてしまった富太郎は、スエに子が出来たことから一緒に暮らし始めます。
その後8人の子を設けた富太郎ですが、生涯貧乏生活でした。
なぜか敵を作りやすい富太郎は、矢田部と揉めてしまい大学に出入りできなくなります。
そこでロシアの植物学者、マクシモーヴィチに弟子入りしてロシアに渡ろうと試みます。
ニコライ主教を訪れ仲介を頼みますが、マクシモーヴィチは亡くなりロシアに渡る夢も潰えます。
スエが病気になり長女を亡くしたりで、借金生活も進んでいきます。
大学で雇われる身分になっても借金取りに追われ続けます。
やがて支援者が現れ研究所を作るという話になりますが、また諍いを起こしてしまったり。
仕方なくスエが水商売を始めるも周りから反感を買ってしまう。
なぜか最後の最後までお金に困っている学者、牧野富太郎でした。
 
敵を作りまくっているので、もしかすると相当問題がある人なのかとは思います。
けれど、一生涯を捧げるほどに打ち込める植物学というものを持っている富太郎が羨ましいなと思えました。
財産を投げ打ってまで沼る趣味なんて、最高じゃないですか!
私はそこまで没入できるものを持っていないので。
そしていつも植物と語り合う様もまた素敵だなと思います。
本当に植物を愛していなければ出来ませんよね。
朝井まかてさんは表現もとても美しいので、目の前にその植物や景色を感じられるのもまた良いです。
実は「らんまん」は見たことがないのですが、見た人もそうでない人も楽しめると思います。
 
とにかくすごいボリュームの作品です。
是非皆さんも植物の虜になって、富太郎ワールドを堪能して下さい。
 

闇祓 〜人間が一番怖い!〜

 

Amazon.co.jp: 闇祓【電子特典付き】 (角川書店単行本) 電子書籍: 辻村 深月: Kindleストア

  

「うちのクラスの転校生は何かがおかしい――」
クラスになじめない転校生・要に、親切に接する委員長・澪。
しかし、そんな彼女に要は不審な態度で迫る。
唐突に「今日、家に行っていい?」と尋ねたり、家の周りに出没したり……。
ヤバい行動を繰り返す要に恐怖を覚えた澪は憧れの先輩・神原に助けを求めるが――。
身近にある名前を持たない悪意が増殖し、迫ってくる。一気読みエンタテインメント!

以下、あらすじと感想。

優等生で誰にでも優しい澪のクラスに転校生の白石要がやって来る。

誰とも喋らず食事も摂らない要。

なぜか澪をいつもじっと見つめている。

学級委員の澪は親切心で要に学校を案内するが、「今日、家に行っていい?」と聞かれ、不気味な様子に思わずゾッとしてしまう。

その出来事を憧れの神原先輩に相談すると、先輩はその日から澪を心配して送ってくれるようになる。

しかし段々と先輩の行動はエスカレートして。。。

 

普段ホラーは読まないのですが、辻村さんのたまにあるホラー物を手に取ってしまいました。

”冷たい校舎の時は止まる”を読んだ時に学校で働いていたので、怖くて夜の消灯をダッシュで行ったのを思い出しました。

今回はホラーだけど人怖の分類でしょうか。

闇祓とは”闇ハラスメント”のことを指しているようです。

 

【闇ハラ】

 精神、心が闇の状態にあることから生ずる、自分の事情や思いなどを一方的に相手に押し付け、不快にさせる言動・行為。本人が意図する、しないにかかわらず、相手が不快に思い、自身の尊厳を傷つけられたり、脅威を感じた場合はこれにあたる。やみハラスメント。闇ハラ。ヤミハラ。

 

とのことです。

「こういう人、たまにいるよね」なのですが、これの過剰バージョンが今回のお話の怖さなのです。

モラハラしたり、マウント取ったり、依存したり、過干渉したり。

お化けより人の心の闇が一番怖いってことですかね。

怖いの苦手なのに、「これはどうなるの?」とページをめくる手が止まりませんでした。

 

あなたは闇ハラをしていませんか?

気になる方は是非読んでみて下さい。

 

ブルーハワイ 〜ノスタルジーに浸りたい〜

 

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週刊新潮はこの連載から読む」という中毒者、増殖中。待望の大人気エッセイ集。
ふとしたきっかけで甦る記憶の数々。淀んでいた会議の空気を変えた女の子の大ネタ、僕が放った2点の答え(1000点満点中)、「串カツ田中」が恋しくなった縛りのキツい店、J-WAVEに寄せられたお悩み相談、母の決まり文句、祖母の遺言、柴犬ジョンの教え……ギスギスした日常の息苦しさを解きほぐす一服の清涼剤。

 

なぜだろう。

燃え殻さんのエッセイを読むと、自分の記憶ではないのに懐かしく感じる。

”あの頃”を思い出させる何かがありますよね。

なんか懐かしいしなんか笑っちゃうし、時には切なくなっちゃう。

そんなお話がたくさん入っています。

 

一番好きなのは「知らない街の知らない店のスタンプカード」。

知らない駅で降りて知らない街をぶらついて知らない店に入るって、聞いただけで楽しそうですよね。

スタンプカードを貯めて知らない店で常連ぽい扱いを受けると、もう一つの人生やパラレルワールドがあるような気持ちになってワクワクする。

ちょっと分かる。

 

気になった方は是非読んでみて下さい。

燃え殻ワールドにはっまてしまうかも。

 
 

わたしの中の黒い感情 〜生きるのがしんどいあなたへ〜

人生がしんどいと感じるあなたへ贈る ネガティブな感情から解放される案内書。 アイナ・ジ・エンドさん推薦!  黒いひだまりを、みんなが持ってる。 それでいい。大丈夫。 名前のない混沌とした世界でも息をさせてくれる、心の呼吸本です。 シリーズ日韓累計25万部! BTSメンバーが愛読した著者の最新刊!
 
「なんかモヤモヤするけど、この感情ってなんだろう?」
そんな風に思うことはありませんか。
この本は誰もが持っている黒い感情、怒りや悲しみ不安に心配、ありとあらゆる負の感情について解説しています。
読めば「これってこの感情だったのか」と腑に落ちる感じがしました。
同時に「こう感じているのは自分だけじゃない」という安心感を得られます。
 
私が一番参考になった部分を一部ご紹介。
なんかしんどいって思う時、ありますよね。
もう何もしたくない。やる気がない。全て放棄してしまいたい。
一生懸命生きているのにどうしてこんなにしんどいのだろう。
そう思う時、著者は次のようなリストを作ったそうです。
  1.何もしない権利
  2.成長しない権利
  3.失敗する権利
  4.知らない権利
自分に対して「こうしていいんだよ」というのを”権利”とすることで一番しっくり来たそう。
自分を大切にして少し休ませてあげることが大事ということですね。
 
このように押し付けがましくない言葉で語りかけてくれるので、スルスルと読めてしまいます。
現代人の哲学書という感じで何度も読み返したくなる本でした。
 
生きるのがしんどいあなた、是非読んでみて下さい。
きっと心に響くものがあります。
 

お梅は呪いたい 〜幸せの人形?〜

 

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500年の眠りから覚めた呪いの人形・お梅。
現代人を呪うつもりが、間違えて次々に幸せにしてしまう!?
『逆転美人』で話題の著者による、笑いと涙と伏線回収の“呪われ人生喜劇”

古民家の解体中に発見された謎の日本人形。それはかつて戦国大名を滅亡させた呪いの人形お梅だった!
興味本位の底辺ユーチューバーに引き取られたお梅は、早速彼を呪い殺そうとするが、500年のブランクは長すぎた!? 
呪いが効かないどころか、お梅の心霊動画がバズってしまい……果たしてお梅は無事に現代人を呪い殺せるのか。
笑いと涙のオカルトハートフルコメディ!

 
以下、あらすじと感想。
呪いの人形「お梅」のハートフルコメディ。
プロローグ、いや”ぷろろをぐ”では古民家解体作業中に見つかった木箱から、呪いの人形お梅が取り出されるところから始まります。
赤い着物に白い足袋、おかっぱ頭の女の子の日本人形を見て、作業員たちは不気味に感じます。
お梅は五百年前の戦国時代に亀野氏という大名の妻の嫁入り道具としてやって来ました。
しかしその妻は夫にあらぬ疑いをかけられ斬り殺されてしまいます。
その怨念が人形に宿ったのでした。
依頼その人形は関わったものを次々と不幸にしていくため木箱に閉じ込められ、現代まで封印を解かれることはなかったのです。
 
解体した家の親類である松宮悠斗がYouTubeのネタにとその人形を連れて帰ります。
底辺YouTuberの悠斗は再生数を伸ばすため、髪が伸びたりしたら面白いと動画を回します。
一方そんなことは知らないお梅は、悠斗が不在の時や寝ているときに物珍しさから部屋を歩き回ります。
それが動画に写ってしまっていたのです。
人間に恨みを持っていて呪い殺したいお梅vsバズりたい悠斗の戦いは果たしてどうなるのか。
 
「逆転美人」のような仕掛けはなく、至って普通の小説ですが、お梅とその周りの人たちのドタバタが面白い!
YouTuberの他にも失恋女、引きこもり男、老婆と童、老人ホームで呪おうと頑張るのですが全て裏目に出て全員幸せにしてしまうという。
全て登場人物に繋がりがあるお話なので、最後の”ゑぴろをぐ”まで楽しめます。
 
呪いの人形改め、幸福の人形お梅のお話は必ずほっこりするので、重めの小説を立て続けに読んだ時に読んでみて下さい。
きっと癒されること間違いなし!