元図書館司書主婦の読書日記

趣味の読書のブログです。

鋼の自己肯定感〜自己肯定感爆あがり!〜

 
最近よく聞く言葉。
「自己肯定感」
高いとか低いとか、どう言うこと?って思いませんか?
 
著者は生まれも育ちも日本の方。
決して元から自己肯定感が高かったわけではないそうです。
しかしアメリカのシリコンバレーで生活し、どう生きたら幸せかを学びました。
全体的にアメリカと日本の違いのようなことが書いてあります。
日本では会社をクビになるなんて死活問題だけど、アメリカ人はむしろチャンスだと思う、などや、アメリカの子育てと日本の子育ての違いなどに触れています。
 
自己肯定感とは何なのか。
自分を心から愛せているかどうかと言うことですかね。
失敗しても人より劣っていても(劣っているとむしろ思わないのかも)、自分は唯一無二の存在だから変わるものは無い。私は私、一番大事。ってことですね。
 
更に自己肯定感は上がったり下がったりするものではなく、上げっぱなしに出来るそうです。
この辺りはワークがついているので気になる方はやってみてください。
 
私が一番気になった部分をご紹介したいと思います。
「ゆるす」には、「許す」と「赦す」があります。
許す」は行為を許可すること、「赦す」は行為自体は許さないが行った人を赦す、と言う違いです。
過去にやってしまったことは許されないかもしれないけれど、自分もしくはその人を赦すことで受け入れましょう。今度同じことになったら繰り返さなければいい。
ここがグッときました。
自分に攻撃してくる人も何らかの原因で傷ついているから他人を傷つけている可哀想な人なんだ。
そう思えばこの人を赦す気持ちが湧いてくる。
そうやってネガティブなことをポジティブに変換することで、嫌なことが減って行くと言うことでしょう。
 
著者の方は割とスピリチュアル寄りのこともお好きなようで、私も好きなのでその辺も興味が湧きました。
「自分はついている!」と思うことで脳がついている証拠を探し実現してくれるそうです。
これは先日ゲッターズ飯田さんの講演を聞いた時にも同じことをおっしゃっていました。
更に「宇宙にも愛されている!」と思うことであなたの自己肯定感は爆上がり!とのことです。
 
読んだ感想としては、とても素晴らしいことが書いてあるのですがややアメリカ寄りな考え方なので、日本ではそれはどうなんだろうと言う部分もあります。
しかし自分を大切にして人の目を過剰に気にせずポジティブに生きなさいと言うところは世界共通だと思うので、日本人にも出来るのではないでしょうか。
 
気になった方は是非ご一読下さい。