「週刊新潮はこの連載から読む」という中毒者、増殖中。待望の大人気エッセイ集。
ふとしたきっかけで甦る記憶の数々。淀んでいた会議の空気を変えた女の子の大ネタ、僕が放った2点の答え(1000点満点中)、「串カツ田中」が恋しくなった縛りのキツい店、J-WAVEに寄せられたお悩み相談、母の決まり文句、祖母の遺言、柴犬ジョンの教え……ギスギスした日常の息苦しさを解きほぐす一服の清涼剤。
なぜだろう。
燃え殻さんのエッセイを読むと、自分の記憶ではないのに懐かしく感じる。
”あの頃”を思い出させる何かがありますよね。
なんか懐かしいしなんか笑っちゃうし、時には切なくなっちゃう。
そんなお話がたくさん入っています。
一番好きなのは「知らない街の知らない店のスタンプカード」。
知らない駅で降りて知らない街をぶらついて知らない店に入るって、聞いただけで楽しそうですよね。
スタンプカードを貯めて知らない店で常連ぽい扱いを受けると、もう一つの人生やパラレルワールドがあるような気持ちになってワクワクする。
ちょっと分かる。
気になった方は是非読んでみて下さい。
燃え殻ワールドにはっまてしまうかも。